岡谷沸いた3連休 市内各地で力強く華やかに

(2010年10月13日) 

木やりが響く中、ゆっくりと立ち上がっていく小井川賀茂神社の御柱

 岡谷市内で9~11日の3連休、各区単位の小宮祭が集中的に行われた。工場内の神社に建てる御柱が社員の威勢のよい掛け声とともに雨の街中を進み、建て御柱を業者に頼まずに住民有志の会が自らの手で行って喜びに沸く地区もあった。
 川岸新倉区の新倉十五社では10日、有志約40人でつくる「建方(たてかた)会」が建て御柱を担い、自作の車地(しゃち)を使って長さ約12メートルの一之御柱を建てると、集まった人たちから歓声を浴びた。4年前に発足し、市内の業者に講習を受け、昨年8月から練習を重ねてきた。会長の三沢節三さん(65)は「後継者育成のため、次の小宮祭まで年2回ぐらいは練習を続けていきたい」と話した。境内周辺では、信濃毎日新聞社の多目的広報車「なーのちゃん号」が印刷した「信毎小宮祭新聞」が配られた。
 小井川区の小井川賀茂神社では10日、建て御柱があり、境内に「よいさ」の掛け声が響く中、おんべを振るう氏子たちの乗った柱が少しずつ立ち上がっていった。建て御柱の前には、紅白の装束をまとった小井川小の女児4人が「浦安の舞」を奉納。6年の関島陽(ひなた)さん(11)は「すごく緊張したけれど、間違えずにできてよかった」と笑顔を見せた。
 神明町の帝国ピストンリング長野工場内にある「帝ピ金山神社」では9日に里曳(び)きをし、同社や関連会社の社員、家族ら計約千人が雨の中、元気に柱を引いた。平出功社長(66)は、御柱祭が雨になるとその後の業績が伸びる傾向がある-とし、「向こう6、7年、何とか会社が発展するように頑張っていきたい」と話した。女性社員の華やかな花笠踊りもあった。