観光客見守る中、諏訪湖上を曳行 初島神社御柱祭

(2010年11月 2日) 

10人の若者を乗せ、ボートに引かれて諏訪湖に入っていく御柱

 諏訪湖の人工島・初島にある初島神社の御柱祭が31日、行われた。諏訪市観光協会の主催で、初めて観光客を募り、約100人が参加。柱をボートにつないだ湖上曳行(えいこう)や初島で建て御柱をして盛り上がった。
 小雨の降る中、同市湖岸通りの「御柱体験ひろば」に観光客や氏子約500人が集合。展示してあった長さ約11メートル、直径約1メートルの柱1本を、威勢のいい「よいさ」の掛け声とともに同市湖畔公園まで約2キロ引いた。
 公園に到着すると、あらかじめ湖岸に用意していた長さ約8メートル、直径約50センチの柱と交換。ボートと柱を綱で結び、若者10人が柱にまたがって湖を初島まで200メートル余り渡った。同市清水の会社員河西龍太さん(28)は「勢いで湖に入った。最初は水が冷たかったが、そのうち気にならなくなった」と笑顔だった。
 初島神社では、観光客が遊覧船「竜宮丸」から見守る中、5人の氏子が乗った柱が少しずつ立ち上がった。川崎市の主婦安宅文子さん(61)は初島に渡って見物。「近くで見られてよかった。冠落としで出た柱の破片をもらったので、記念に飾りたい」と話していた。