御射山神社、50回目の祭へ 7日見立祭、上下伊那3町村

来年50回目の式年御柱祭が行われる御射山神社

御射山神社式年御柱祭のポスターを持つ田口さん

 上伊那と下伊那の郡境を越え、松川町、飯島町、中川村の地区合同で来年4月2日に松川町上片桐の御射山(みさやま)神社で開く式年御柱祭の御柱見立祭(みたてまつり)が7日に行われる。1722(享保7)年から7年目ごとに行ってきた同御柱祭は長い歴史を刻み、今回が50回目。祭典委員長の田口正朗さん(79)=松川町上片桐=は「50回にふさわしい準備をしたい」と意気込んでいる。

 御射山神社は平安時代末から室町時代末にかけて一帯を支配していた片切氏の守護神で、松川町上片桐と飯島町七久保、中川村葛島、同村片桐の4地区が合同で同御柱祭を開いている。4月の大祭では、境内にあり、樹齢推定400〜500年の町天然記念物のシダレザクラが咲き誇り、一帯を氏子や各地区の崇敬者、観光客が埋め尽くす。

 7日の見立祭は、地区ごとに1本選んだ御柱の木を祭典委員計18人が回って幹回りの太さを測り、「一の柱」から「四の柱」までを決める。11月下旬〜来年3月に伐採し、3月20日に山出しする。開催ごとに御柱の長さを2寸(約6センチ)ずつ伸ばしており、今回は5間5尺8寸(約10メートル85センチ)。1722年から約3メートル伸びた計算で、同御柱祭の歴史の古さを物語る。

 境内に建てた古い御柱を片付ける「柱休め」は、御柱祭を開く年の2月にしていたが、今回は既に10月に終えた。地区の高齢化が進み、寒空での作業は負担となるためだ。

 100年後を見据え、御柱用のモミの植栽もしてきた田口さん。「約300年間地域の交流や親睦を深める役割を担ってきた。盛り上げるためにもみんなに参加してもらい伝統文化を守っていきたい」としている。

(2015年11月 6日掲載)

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