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小宮がつなぐ地域の絆 諏訪地方各地で本格化

 諏訪地方各地の神社で行う小宮の御柱祭が本格化した。10、11日も大勢の氏子が気勢を上げ、春の諏訪大社御柱祭を思い出させる盛り上がりを見せた。

 茅野市郊外の白樺湖畔にある池の平神社では11日、湖面を曳行(えいこう)する「お池渡し」をした。御柱1本を対岸から湖面に入れ、船外機付きボートで引っ張った。メドデコには子どもが乗り、「よいさ、よいさ」と声を響かせた。カヌーやボートに乗って近くまで見に行く氏子も多く、御柱が鳥居をくぐり終えると、拍手が起きた。白樺湖自治会長の町田昭広さん(56)は「地域のいい交流の場になった」。

 諏訪市四賀の足長神社では11日、境内まで御柱を引っ張り上げる恒例の競争があった。60メートルほどの石段の急坂で3本を引き上げた。「足長様ご無事でお願いだー」の木やりが響き、氏子たちは「さっ、さっ、さっ」の掛け声で綱を引く手に力を込めた。最初にたどり着いた「一之御柱」で御幣持ちをした小岩克次さん(48)は、柱の先頭に立ち続けた。「必死に足を踏ん張った。周りの人が支えてくれ、一度も落ちずに登り切れた」

 諏訪市豊田の小川区による三輪神社御柱祭では10日、「三之御柱」の川越しがあった。住民約100人の「さあ、さあ」の掛け声を受け、氏子約10人を乗せて鴨池川へ。大御幣を抱えた氏子たちは、衣装を泥だらけにして進んだ。

 茅野市ちのの上原区による葛井神社御柱祭では、子ども木やりが盛り上げ、敬老会で集まったお年寄りが建て御柱を見守った。岡谷市の西堀八幡社や東堀正八幡宮では山出しをした。

(2016年9月13日掲載)

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