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氏子の心意気、小宮も豪快に 岡谷などで御柱祭

 7年目に1度の御柱年も終盤に差し掛かった諏訪地方。8〜10日は、時折雨に見舞われる中、岡谷市などで小宮御柱祭が開かれた。山あいの曳行(えいこう)では、急な斜面で木落としをしたり、逆に高台の神社まで御柱を引き上げたりして、氏子たちの力がこもった。

 岡谷市湊花岡区の第5町内会は8日、船魂社で長さ約10メートルの「二の柱」の建て御柱をした。氏子約40人が「よーいとーまーけ」と声を合わせて作業。湊木遣(きやり)保存会長の小口浩義さん(68)ら2人が御柱に乗り、10分ほどで垂直になると、「立派な柱だなぁ」との声が聞かれた。同区で7人が土石流で亡くなった豪雨災害から10年。小口さんは「あっという間だった。復興できて本当に良かった」と話した。

 同市川岸東の駒沢諏訪社御柱祭は8日に、アカマツ林の急斜面約20メートルで木落とし。勢いを増して下る御柱に歓声が上がった。祭典委員長の宮沢茂さん(62)は「将来を担う若い氏子が集まり頼もしい」。

 湊の小坂鎮守神社御柱祭では9日、林の急斜面で木落としをし、曲がりくねった林道を里へ進んだ。

 10日は、湊の日吉神社で里曳(び)き。長さ8・2メートル、直径35センチの「一の柱」を市道から約20メートルの高さにある境内に約30分かけて引き上げた。祭典委員長の荻原睦芳さん(70)は「毎回ひやひやするが氏子の力で無事に終えることができた。晴天にも恵まれ、最高の祭りになった」と振り返った。

(2016年10月12日掲載)

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