TOP2014年10月年賀はがきに木曽のそば 郡内の郵便局、地域に貢献...思い込め
年賀はがきの購入者にそばを配る局員=30日、木曽町の木曽福島郵便局

 御嶽山噴火を受け、木曽郡内の郵便局15局が、30日から販売を始めた年賀はがきの購入者に木曽町開田高原で製造されたそばのパック(2食分)を贈っている。噴火後、観光への影響が懸念される中、郵便局として地元特産品を積極的に買い上げ、地域に貢献しようとの思いを込めた。

 木曽町では噴火の影響で、今月5日に予定していた「開田高原そば祭り」が中止になったほか、旅館などで宿泊のキャンセルが相次いだ。こうした状況に、同町にある木曽福島郵便局の局長佐久間隆さん(49)が地元そばの活用を提案。郵便局で2種類計1千食のそばを買い取ることにした。

 例年、年賀はがき購入者にはタオルやティッシュを渡しているが、佐久間さんは「噴火から1カ月たち、今後の生活の行方を気にする人が多い。地元の商品を使いたかった」とする。窓口で年賀はがきを50枚以上購入した人に先着順で贈る。

 一方、15局とは別に、同郡王滝村の王滝郵便局では、年賀はがき購入者に村内のそば店「そば処さくら」で、ざるそばを食べるか、1食分を持ち帰ることができる券を進呈する。店のおかみ吉田智恵子さん(49)によると、来店客の約8割は観光客だが、噴火後、客足が途絶えた。今週ようやく紅葉狩りの観光客らが来店するようになり、郵便局の取り組みに「ありがたい。券を手に誘い合って来てもらえたらいい」と期待した。

2014年10月31日掲載