TOP2014年11月王滝中生、村の未来探る 村民と意見交換
王滝村の活性化策を熱心に話し合った生徒や村民ら=28日、王滝小中学校

 御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)噴火で観光業を中心に影響が出ている木曽郡王滝村の王滝中学校は28日、生徒と村民らが意見交換する「王滝の未来を考える会」を王滝小中学校で開いた。噴火で村内のスキー場開業が当面見送られるなど厳しい状況に対し、子どもの柔軟な発想で地域活性化策を考える取り組み。大人からの意見も踏まえ、村に提言する。

 全生徒17人、教員7人と、村の地域おこし協力隊員や観光業に関わる住民ら13人が参加。6グループに分かれ、生徒たちが事前に考えた活性化策を大人たちに提案した。「特産のすんきや赤カブをもっとアピールしては」「村に人を呼ぶため、トライアスロンなどスポーツ大会をもっと開く」「空き家を使い、定住者を増やしたらいい」...。

 これに対し、大人たちは「仕事がないと人は集まらない」と意見を述べたり、「将来、王滝で何をしたいか」と子どもに質問したりした。グループごとに話し合った内容を発表した。

 村内でペンションを経営する薩川宏史さん(49)は「子どもたちはしっかり村のことを考えていて、ポイントもずれていない。勇気をもらった」と話していた。

 生徒たちは1学期に、村内の新たな観光資源を見つける学習を始めた。9月27日の噴火を受け、村の未来像を考える内容に発展させた。今後、提言をまとめ、年内に瀬戸普村長に渡す意向だ。

2014年11月29日掲載