TOP2015年02月救護や遺族支援を振り返る 御嶽山噴火 木曽で医療協報告会
当時の写真を見せながら報告者が話した活動報告会=7日、木曽町の県立木曽病院

 昨年9月27日に起きた御嶽山の噴火災害で、長野県木曽地方の医療関係者や行政機関でつくる木曽地区医療協議会は7日、噴火後の救助や救護などの活動を振り返る報告会を木曽郡木曽町の県立木曽病院で開いた。遺族の支援や、死因を特定するなどの死体検案に当たった関係者の話を120人が聞いた。
 木曽町町民課の大下叔久(よしひさ)課長は、灰にまみれて下山してきた避難者や、悲しみを抱える遺族の対応に当たった。「町職員が不眠不休の精神的、体力的につらい状況になった。支援する側のケアも必要と分かった点は今後の災害対応に生きる」とした。
 県木曽保健福祉事務所建康づくり支援課の伝田純子保健衛生係長は、木曽町内の待機所で被災者の家族を支援。「全国各地から見知らぬ土地に来て待ち続ける不安を抱える家族に向き合い、待機所に来る人が日々変わる中での対応は難しかった」という。
 木曽医師会の原亙助(こうすけ)理事は、人員が限られる中で深夜まで死因の特定などに取り組んだ。雪解け後に再開される見通しの捜索の際にも、「木曽医師会として全力で協力したい」と強調した。

2015年2月 8日掲載