TOP2015年02月王滝のスキー場、再開へ大詰め 26日から営業
ペアリフトの作動状態を確認するおんたけ2240のスタッフ=19日午前、王滝村

 御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の入山規制が緩和されるのに伴い、26日に今季の営業を始める山腹のスキー場「おんたけ2240」(木曽郡王滝村)で、スキー客を迎える準備が追い込み段階を迎えている。19日もゴンドラリフトを試運転し、ペアリフトのブレーキの作動状況を確認した。念願の営業開始まで1週間となり、スキー場スタッフは施設の安全確保に万全を期している。

 スキー場運営会社「御嶽リゾート」によると、スキー場スタッフは派遣会社や公共職業安定所、ホームページなどを通じ、約60人確保した。大半が未経験者で、業務の研修も開業準備と並行して行っている。

 万一の噴火対策として、スキー場は今後、警報を鳴らす屋外スピーカーを設置し、23日に警察、消防などと避難誘導訓練をする予定という。御嶽リゾートの栗屋文則総支配人は「営業を待っている人からは『頑張ってください』と励ましの電話が来ている。万全の態勢で営業できるようにしたい」と話した。

 近くの体験型宿泊施設「おんたけ休暇村」には、この10日間で3月の宿泊予約が約80人分入ったという。担当者は「スキー場がオープンすれば、来ようという人は増えると思う」と期待していた。ただ、村内には「予約はまだ増えていない」と話す宿泊施設もあり、関係者は「滑りに来た人にもっと宿泊施設をPRしたい」としている。

 昨年9月27日の御嶽山噴火直後、同スキー場の上部は火口から4キロ圏内の入山規制区域に入り、予定していた12月上旬に営業を始められなかった。火山活動が低下傾向にあるとして、気象庁が1月19日に規制を3キロ圏内に縮小したのを受け、急ピッチで準備を進めてきた。営業は5月10日までの予定。

2015年2月20日掲載