TOP2015年02月御嶽山は現状の警戒を維持 草津白根山「活発化続く」

 火山噴火予知連絡会は24日、定例会を気象庁で開き、御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の火山活動に関する見解を公表した。昨年9月と同程度の噴火が起きる可能性は「低くなっている」とする一方、今後も小規模噴火の可能性はあると説明。気象庁は当面、現状の噴火警戒レベル3(入山規制)と火口から3キロの警戒範囲を維持する方針を示した。

 御嶽山では、地下の連続的な震動「火山性微動」が昨年11月下旬以降観測されず、火山性地震も減少傾向が続いている。ただ、地震回数などは昨年9月以前の状態に戻っていないという。予知連は今年1月19日に公表した見解と同様に、噴石は火口から2キロ、火砕流は2・5キロの範囲で警戒が必要とした。同庁火山課の北川貞之課長は「引き続き月単位で推移を見守る」とした。

 予知連は、昨年6月に噴火警戒レベルを1(平常)から2に引き上げた草津白根山(長野・群馬県境、2160メートル)の火山活動について、「活発化した状態が続いている」と説明。2月23日に地震回数が69回に上ったのも昨年来の活発化の一環とし、「今後小規模噴火の可能性がある」とした。草津白根山では、24日午前0時から午後9時までに計13回の火山性地震を観測。1時間ごとでは0〜2回だった。

 県内とその周辺の火山については、浅間山は「静穏な状態が続いているが、山頂火口から500メートルの範囲では、突発的な火山灰噴出や火山ガスに警戒が必要」、新潟焼山、焼岳、乗鞍岳はいずれも「静穏に経過しており、噴火の兆候は認められない」とした。

 一方、気象庁は北海道の十勝岳について、地殻変動や微動などの火山活動が次第に低下し、噴火の兆候が認められなくなったとして、5段階ある噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(平常)へ引き下げた。

2015年2月25日掲載