TOP2015年04月隆起・沈降確認せず 名大・日大研究者らの測量

 名古屋大や日本大などの研究者ら19人が24日まで4日間、御嶽山麓の木曽郡内で行った水準測量で、まとめ役の村瀬雅之・日大文理学部助教は同日、取材に対し、明確な隆起や沈降は確認できなかったと明らかにした。「山体は少なくとも膨張はしておらず、次の噴火の準備をしているとは捉えられない」と述べた。

 村瀬助教によると、昨年10月に行った測量のデータと比べて最大で数ミリの変化はあったが、補正で変動する誤差の範囲という。このため、山体内で下部からマグマやガスが新たに上昇し、山体が膨らむような大きな変動は起きていないとみている。詳しい結果は、6月の火山噴火予知連絡会定例会で報告する。

 調査は、山頂から約5キロにある木曽郡木曽町三岳の御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅付近と同郡上松町桟(かけはし)を結ぶ計31キロ区間で実施。2009年4月と、昨年9月の噴火後の同10月の調査結果の比較では、木曽町三岳の木曽温泉付近で約1センチ沈降していた。

2015年4月25日掲載