TOP2015年05月御嶽山、田の原に祈る姿 7合目まで通行可能に
田の原登山口から入山規制の看板付近まで行き、御嶽山を望んだり、大黒天に手を合わせたりする人たち=23日午前10時17分、王滝村

 木曽郡王滝村が22日に村道の通行止めを解除し、御嶽山の7合目田の原登山口まで車での通行が可能になった23日、御嶽山を間近で見ようとする人たちが朝から登山口付近を訪れた。死者57人、行方不明者6人を出した昨年9月の噴火を思い返し、手を合わせる人もいた。

 千葉県野田市から両親と3人で訪れた自営業、安藤和実さん(53)は、登山口から約150メートル先にある社「大黒天」で手を合わせた。毎年夏に御嶽山に登り、山頂から御来光を見ているといい、「以前は穏やかな山だと思っていた。早く行方不明者が見つかってほしい」と願った。

 愛知県東郷町の原田英昭さん(74)は朝6時半に自宅を出発し、登山口を夫婦2人で訪れた。御嶽山麓を流れる川などを源流にする愛知用水を使っていることに感謝し、15年ほど前から毎年、山を見に来ているといい、「早く山が落ち着いてほしい」と話した。

 田の原登山口は、王滝村側から御嶽山に登るルートで、登山者のための駐車場がある。村は登山口付近に献花台を設置。近くの御嶽観光センターには、ヘルメットや拡声器などを置き、噴火活動が活発化した場合にも備えている。

2015年5月23日掲載