TOP2015年07月遺族会代表、木曽で激励
遺族会のシャーロックさん(右)と意見を交わす猪岡孝一さん=29日夜、木曽町

 御嶽山噴火災害の犠牲者遺族でつくる「山びこの会」のシャーロック英子事務局代表(56)=東京都=が29日夜、捜索活動の再開に合わせて木曽郡木曽町を訪れた行方不明者、猪岡哲也さん(山梨県甲斐市)の兄孝一さん(53)=東京都小平市=と同町内で初めて会い、激励した。

 「10カ月間も苦しみに耐えてこられたのかと思うと、たまらない」と話したシャーロックさんに、孝一さんは「(家族の個人的なストレスについて)なかなか話をする相手が少ない」と語った。シャーロックさんは「我慢せずに思ったことを正直に話して」と助言した。

 哲也さんの妻洋海さん=当時(42)=も亡くした孝一さんは「災害を風化させず、安心、安全な山にするために何ができるかを遺族会と一緒に考えたい」と話した。

 シャーロックさんは行方不明者家族の待機所を訪問して激励しようと考えたが、県側から「まだ遺族ではないという人もいる」と説明され、待機所を出た孝一さんと会った。

2015年7月30日掲載