TOP2015年07月捜索2日目は中止 山頂悪天候でヘリ飛べず
厚い雲に覆われた御嶽山(奥)。山頂付近にヘリコプターが飛行できず、引き返す隊員たち=30日午前7時33分、王滝村のスキー場「おんたけ2240」駐車場

 御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火災害で行方不明になっている6人の再捜索で、県災害対策本部(本部長・阿部守一知事)は30日午前、山頂一帯の悪天候のため、同日の捜索を中止した。山頂部が雲に包まれ、捜索隊員を運ぶ陸上自衛隊の大型ヘリコプターが離着陸できず、日中にかけて雨や雷が予想されるとして判断した。

 早朝から山頂付近は厚い雲で視界が悪く、対策本部は午前5時から複数回、ヘリで上空を確認したが雲の切れ間が断続的だった。30日の御嶽山周辺は、午前10時半〜11時半に弱い雨が予想され、正午からは雷が発生する確率が高いこともあり、同7時40分に中止を決めた。

 対策本部は隊員の安全を確保するため、下山を予定する時刻から3時間以内に雨が降る予報だったり、周辺に雷雲発生が予想されたりした場合は捜索を中止すると決めている。

 30日は102人が捜索する予定だった。5合目の八海山(木曽郡王滝村)の現地指揮本部で記者会見した野池明登・県危機管理監兼危機管理部長は31日以降について、徒歩での入山も検討するとした。

 対策本部は30日午前に行方不明者6人の家族に捜索中止と理由を説明した。

 約20人態勢で予定した岐阜県側の捜索も中止となった。

 長野地方気象台によると、31日朝は湿った空気の影響で、御嶽山頂は低い雲に覆われる可能性がある。御嶽山を含む長野県南部の天気は、曇りで、昼すぎまで晴れる予報。午後は大気の状態が不安定になる。8月5日までの週間予報では、半ばまで不安定な状態が続く。

 御嶽山の行方不明者は東京、山梨、愛知、三重の4都県の6人でいずれも男性。捜索は昨秋に中断し、29日に再開された。県警や県内消防でつくる約200人が1日約100人ずつ入山する態勢だ。

2015年7月30日掲載