TOP2015年08月家族要望の5カ所捜索 隊員102人、午前で下山
山頂部での活動を終え、徒歩で下山した捜索隊員たち=6日午後0時25分、王滝村の田の原登山口

 御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火災害による行方不明者の再捜索で、県災害対策本部(本部長・阿部守一知事)は6日午前、県警や県内消防などの捜索隊102人を山頂付近に派遣し、不明者の家族から要望があった5カ所を捜索した。不明者は発見できず、午前で活動を終えて下山した。対策本部は同日午後、現地指揮本部を置く木曽郡王滝村の八海山で本部員会議を開き、再捜索終了の可否を判断する。

 捜索隊は陸上自衛隊の大型ヘリコプターで入山し、午前6時25分〜同10時57分の約4時間半捜索。八丁ダルミの火口側と東側の斜面、山頂の剣ケ峰の南東斜面、一ノ池西側斜面、八丁ダルミから二ノ池へ横切る登山道の下の急斜面を、捜索棒や金属探知機、目視で捜した。活動終了時、山頂部は雲がかかり、ヘリが着陸できず、王滝村の登山口まで徒歩で下りた。

 阿部知事は本部員会議に出席するため、公用車で県庁から同村へ向かった。本部員会議で捜索が完全に終えたかを判断した後、記者会見する。

 岐阜県の捜索隊20人も6日、一ノ池西方や北方の県境付近を捜索した。

 再捜索は7月29日に開始。6人の行方不明者のうち、山梨県甲斐市の猪岡哲也さん=当時(45)=の遺体が同31日に見つかり、1日に身元が確認された。捜索隊はその後、5人を捜していた。

2015年8月 6日掲載