TOP2015年08月持ち主待ちわびる遺留品 県警、木曽署の保管庫公開
木曽署敷地内に設けられた保管庫に並ぶ噴火犠牲者の遺留品など=24日、木曽町

 県警は24日、御嶽山で昨年9月の噴火後に見つかった遺留品を保管するために木曽署(木曽郡木曽町)敷地内に新設した保管庫を報道機関に公開した。展示しているのは、昨年の捜索隊が持ち帰って持ち主が判明していない遺留品で、今後は噴火当時に山頂付近にいた人や犠牲者の遺族らに見てもらうとしている。

 昨年の捜索と今年の再捜索で見つかり、持ち主らに返却するなどした分を除く遺留品は172点。保管庫には、このうち昨年見つかった帽子や手袋、靴、ストック、カメラなど129点を並べた。機動隊員による捜索活動の写真、木曽郡や下伊那郡内から寄せられた千羽鶴も飾ってある。

 保管庫はプレハブ造り約17平方メートルで、約300万円かけて設けた。遺留品は通常、遺失物法に基づいて5カ月たってから売却したり、廃棄したりしており、県警が長期保管したり、専用の保管庫を設けたりするのは初めて。

 今夏の再捜索で新たに見つかった遺留品の一部は、遺族らに届けた。木曽署には「あきらめていたので、うれしく、驚いています」「山にはまだ見つかっていない人もいるのに、息子の遺品が残っていたことがありがたい」といった感謝の手紙も寄せられているという。

 遺族らで遺留品の確認を希望する場合は、事前に木曽署(電話0264・22・0110)へ。

2015年8月25日掲載