TOP2015年09月噴火1年 山びこの会が一周忌の催し
一周忌の催しで、桜の板に犠牲者へのメッセージを書く人たち=26日午後2時45分、王滝村田の原

 御嶽山噴火の被災者家族らでつくる「山びこの会」が26日、木曽郡王滝村の田の原遥拝(ようはい)所で開いた一周忌の催しには、県内外からの8家族、計21人と村民10人ほどが参列した。それぞれ木の板や手作りの風車の羽根に「みんなを見守ってね」といったメッセージを書き込み、遺族は1年前の災害で失われた人たちをしのんだ。

 参列者は登山道途中にある献花台で手を合わせ、遥拝所へ。黙とうに続き、義弟を失った同会事務局代表のシャーロック英子さん(56)=東京=が「残された家族は悲しい激動の1年を過ごしてきた。今日はささやかに故人をしのびたい」とあいさつした。

 木の板や手作りの風車には「御嶽山へ噴火する時は人が居(い)ない時にお願いします」といったメッセージも書き込まれ、犠牲者、行方不明者の人数に合わせ、明かりをともしたろうそく63本の近くに供えた。犠牲者の名前を記した札も用意され、御嶽山の方向に向けてささげた。

 死亡した荒井真友さん=当時(41)=の父、寿雄(ひさお)さん(73)=東御市=は「1年前と何も変わらない。まだ、(荒井さんが)帰ってくるのを待っているような気持ちだ」と話していた。

2015年9月27日掲載