TOP2015年12月御嶽山2スキー場オープン 客「地元の人たち元気になって」
オープンした開田高原マイアスキー場で、応援に駆けつけた県観光PRキャラクター「アルクマ」を囲むスキー客ら。奧は御嶽山=12日、木曽町

 昨年の御嶽山噴火後、2度目のスキーシーズンを迎えた木曽郡木曽町の開田高原マイアスキー場と同郡王滝村のスキー場「おんたけ2240」が12日、オープンした。雪不足などでともにオープンを1週間延期しており、待ちわびたスキー客が雪の感触を楽しんだ。

 マイアスキー場では午前8時半にテープカットを行い、ゲレンデ内の一部、長さ2キロのコースを開放。岐阜県恵那市の主婦萱野寿子さん(76)は噴火犠牲者らに黙とうをささげてから滑り、「見つかっていない人もいて滑っていいのかという思いもあるが、地元の人たちに元気になってほしい」と話した。

 初日は370人余が訪れ、運営会社の今孝志社長(62)は「昨日の大雨でコンディションが悪い中、これだけの人が来てくれたことに感謝したい」と話していた。

 おんたけ2240は、最上部に近い場所から900メートルほどが滑走可能で、この日は720人余が来場。運営会社は今季、7万人の利用を目標に掲げている。

 子ども26人を引率してきた滋賀県長浜市のスキー指導者、西田康士さん(46)は「毎年合宿している。昨年は噴火で来られず、懐かしい感じがする。この景色の中で滑れるだけで気持ちがいい」と楽しそうだった。

 この日は噴火災害からの復興を応援するため、県の観光PRキャラクター「アルクマ」も両スキー場に駆けつけて盛り上げた。

2015年12月13日掲載