TOP2015年12月御嶽山不明者の捜索へ準備 「山びこの会」部会発足

 昨年9月の御嶽山噴火の被災者家族らでつくる「山びこの会」は19日、行方不明者の捜索の可能性を探る専門部会「再捜索チーム」(仮称)を新設した。同日、山麓にある木曽郡王滝村公民館で、地元の山岳関係者を交えて今後の活動を議論した。不明者の足取りを探り、山頂付近の入山規制が緩和された後、民間による捜索を目指す。

 愛知県内の行方不明者の2家族や遺族、当日御嶽山に登っていて仲間が行方不明になった男性ら計8人が同村に集まり、チームの設立を確認。非公開の意見交換には、協力している地元の強力など、山に詳しい3人も加わった。

 出席者によると、これまでに集めた噴火前後に撮影された写真や資料、当日登っていた男性の証言などを確認した。

 山びこの会事務局代表のシャーロック英子さん(56)=東京都目黒区=は、取材に「手間取っていた情報共有を進めることができた」。噴火で弟夫婦を失い、チームの中心メンバーになった東京都小平市の会社経営猪岡孝一さん(53)は「登山が可能になった時のために準備したい。ハードルは高いが一歩踏み出し、状況を変えたい」と話した。

 御嶽山の噴火では58人が死亡、5人が行方不明となっている。

2015年12月20日掲載