TOP2016年04月被災者家族ら防災協議論に関わる 9日、木曽で意見交換

 長野、岐阜県などでつくる御嶽山火山防災協議会のメンバーの木曽郡木曽町、王滝村、県は9日、2014年9月の御嶽山噴火災害の被災者家族らでつくる「山びこの会」と町役場で意見交換する。火山防災に被災者家族の声を生かしてほしい―との要望を受けた。同会が同協議会の議論に関わるのは初めてとなる。協議会が3月に承認した「火山防災計画」などを説明し、提案や意見を町村ごとの防災対策に生かす方針だ。

 両町村の総務課長、防災担当者ら6人と、県木曽地方事務所の地域政策課長ら県職員2人も出席。犠牲者58人、行方不明者5人に上った噴火災害を踏まえ、噴火規模や噴火場所に応じた住民や登山者、観光客の避難計画を盛り込んだ火山防災計画を中心に説明する。木曽町総務課の外戸(がいと)賢二課長は「遠方からの登山者や観光客の視点で意見をもらえるとありがたい」と期待する。

 山びこの会からは、事務局代表のシャーロック英子さん(57)=東京都目黒区=ら県内外の数人の家族が参加する予定。3月の同協議会を傍聴したシャーロックさんは「意見交換の場を大切にしたい。机上では素晴らしい防災計画と感じているが、具体的にどう実現していくかという面で意見を出したい」と話している。

2016年4月 6日掲載