TOP2016年06月不明者再捜索へ募金開始 被災者家族の会

 2014年9月に起きた御嶽山の噴火災害の被災者家族らでつくる「山びこの会」は19日、松本市で会合を開き、7月17日に行う慰霊登山などについて話し合った。事務局は会合後の記者会見で、今のところ13家族が参加予定とした。独自に検討する行方不明者の再捜索に向け、募金を始めたことも明らかにした。

 会合は冒頭以外は非公開。事務局代表のシャーロック英子さん(57)=東京都目黒区=によると、17家族24人が出席した。慰霊登山は7月17日朝から、御岳ロープウェイ(木曽郡木曽町)も使って黒沢口登山道をたどる。9合目の石室山荘から500メートル先の入山規制地点まで登り、その場で慰霊行事をする。

 大切な人を失った悲嘆のケアなどに取り組む「臨床宗教師」で、シャーロックさんと面識がある千光寺(岐阜県高山市)の大下大円住職の同行も検討する。東御市の荒井寿雄さん(73)は記者会見で、山頂付近で亡くした息子の真友さん=当時(41)=が「お父さん、僕は山の上にいるからね」と話す夢を最近見たと明かし、「会うつもりで登ります」と声を詰まらせた。

 会合では、山頂の剣ケ峰付近の被災状況も遺族の証言で検証した。記者会見では行方不明者の再捜索に向け、小型無人機「ドローン」を飛ばすことを検討しているとした。募金振込口座は「ゆうちょ銀行00180―0―451044」、名義は「山びこの会」。

2016年6月20日掲載