TOP2016年08月避難小屋の補強着工 王滝村、当初予定より遅れ

 木曽郡王滝村は5日、御嶽山の王滝口登山道8、9合目にある避難小屋2棟を、噴石対策として防弾チョッキの素材「アラミド繊維」で補強する工事に本格着工した。天候不順で当初予定より10日以上遅れた。工事終了後、登山道整備の進み具合を見ながら、村は2014年9月の噴火から独自に続けている入山規制を緩和する方針。

 請負業者が、従来からあった屋根の上にもう1枚板を重ね、その上にアラミド繊維を二重に敷いていった。今後、さらに防水シートや鋼板を重ね、今月中旬の完了を目指すという。

 御嶽山の噴火警戒レベルは現在2(火口周辺規制)で、火口からおおむね1キロ以内の立ち入りを規制中。王滝口登山道は9合目より下は規制外だが、村は途中に避難場所がないとして、7合目の田の原から約600メートル先の遥拝(ようはい)所より上を独自規制している。

 瀬戸普村長は「天候次第だが、できるだけ早く規制を緩和したい」と話している。

2016年8月 6日掲載