TOP2016年08月不明者再捜索へドローンを試験 御嶽山
標高約2700メートルで試験飛行させたドローン=6日午前10時11分、木曽町

 2014年9月に起きた御嶽山噴火の被災者家族による「山びこの会」は6日、行方不明者5人を小型無人機「ドローン」で独自に再捜索するため現地を下見した。遺族4人や協力する地元の強力(ごうりき)、調査を委託された「サイトテック」(東京)の社員らが木曽郡木曽町側の黒沢口登山道でドローンを試験飛行させた。25日としていた捜索開始は今月中旬に前倒しする。

 石室山荘(9合目)手前の標高約2700メートル地点と、約2900メートルの二ノ池近くの2カ所で重さ約5キロ、長さ75センチのドローンを飛ばした。捜索予定の入山規制エリアの上を数分間飛び、地上も撮影した。

 操縦した島崎大樹(ひろき)さん(41)は「思ったより安定飛行できた」と話し、飛行中の風向きや気圧などのデータを本番に向け分析するとした。

 準備を中心にした遺族猪岡孝一さん(54)=東京=は「5人をなんとか連れ帰りたい」。同会事務局代表のシャーロック英子さん(57)=同=は「家族に伝えられる成果を得たい」と話した。捜索費に充てる募金の振込口座は「ゆうちょ銀行00180―0―451044」、名義は「山びこの会」。

2016年8月 7日掲載