TOP2016年08月御嶽頂上山荘、現状を調査 木曽町、噴火後初

 木曽郡木曽町は12日、2014年9月に噴火した御嶽山の山頂直下にある山小屋「御嶽頂上山荘」の破損状況や降灰の状況を調べた。山小屋は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)に伴う入山規制区域内。町職員ら13人が特別に入山し、一般登山者が山頂まで登れるようになった将来に向け、現状を把握した。

 噴火後、町による山頂部の調査は初めて。御嶽頂上山荘は3月、所有していた民間業者から町が譲り受けた。レベル引き下げ後に解体し、避難小屋かシェルター(退避壕(ごう))にすることを検討している。

 山荘は2階の一部の床が抜け、噴石で屋根や壁に穴が開き、窓ガラスが割れていた。火山灰は、内部に5〜6センチ積もり、屋外では厚さ1メートルほどの所もあった。途中の登山道では水が流れた影響で、幅3メートルにわたり最大1メートルの深さまで削られていたという。

 調査班副班長の和出彰・町三岳支所長は「ひどい状況で切ない思いがした」と話した。入山したのは、町職員のほか、県職員、山小屋や御嶽神社の関係者ら。11日に黒沢口登山道9合目の山小屋「石室山荘」に泊まり、12日朝から確認作業をした。

 調査は6月の予定だったが、天候不順の影響で延期していた。

2016年8月13日掲載