TOP2016年12月王滝頂上山荘、屋根の一部破損 「改修すれば利用可能」
御嶽山9合目付近から見た王滝頂上山荘(奥)=9月

 御嶽山の入山規制区域内(火口から約1キロ圏内)にある木曽郡王滝村所有の「王滝頂上山荘」について、2014年の噴火被害の調査結果が26日までにまとまった。噴石で屋根の一部が破損したものの改修すれば利用は可能といい、村は山域全体での山小屋の配置なども考慮しながら、利用方法を決める。

 同山荘は2階建てで約70人が宿泊できる。10月に専門業者が調査したところ、噴石で屋根の1カ所に穴が開き、入り口付近の屋根も1カ所破損していた。屋根には火山灰が残っているが、すぐ取り除かなくても重みで山小屋がつぶれる恐れはないという。

 村は防弾チョッキにも使われる「アラミド繊維」で屋根などを補強する方針。土台の補修も必要という。県や同郡木曽町、研究者を交えて山域全体で山小屋をどう活用していくのか協議を始めており、以前のように宿泊ができる施設にするか、避難施設にするかなどを判断するという。

 瀬戸普村長は「噴火警戒レベルが下がった場合に備え、今から準備しておかないと利用も遅れる。実際の対応は、噴火警戒レベルが1(活火山であることに留意)になってからになる」と話した。

2016年12月27日掲載