TOP2017年03月木曽町三岳支所内、名古屋大研究施設 6月1日開設へ

 2014年の御嶽山噴火災害を受け、山麓の木曽郡木曽町三岳支所内に設ける名古屋大大学院地震火山研究センター(名古屋市)の研究施設が6月1日に開設する予定であることが10日、分かった。県は寄付講座として経費を負担。地元の木曽町や同郡王滝村と連携し、火山防災態勢の強化につなげる。

 県が県会危機管理委員会で明らかにした。施設には、御嶽山の火山観測データを確認できる端末などを整備する。名大研究員のほか、県職員1人を配置し、御嶽山の火山活動の観測・研究や、住民向けの火山防災講座を実施。火山の情報発信拠点となる「ビジターセンター」や、火山防災の啓発にあたる「御嶽山マイスター(仮称)」との連携も図る。

 県が整備費などを助成し、施設の維持管理費は両町村が負担する方針。県は17年度当初予算案に、講座の開催や研究に必要な設備の設置などへの費用として1300万円を計上している。

 寄付講座の開設期間は、17年度から5年間。県はこの間に名大の研究者らとのネットワークを構築し、地元や県全体の火山防災態勢を強化したい考えで、「地元で火山への防災意識が高まることを期待している」としている。

2017年3月11日掲載