TOP2017年06月木曽町三岳支所内の名大研究施設 運用に向けて準備開始
ディスプレーを三岳支所に設置する研究協力員の田ノ上さん=1日、木曽町

 2014年の御嶽山噴火災害を受け、木曽郡木曽町三岳支所内に設ける名古屋大大学院地震火山研究センター(名古屋市)の研究施設の運用に向けた準備が1日、始まった。同センター客員研究員の国友孝洋さん(60)が同日付で同研究施設の特任准教授に就任した。

 木曽町から県木曽地域振興局に出向している田ノ上和志さん(43)もこの日から、研究施設の研究協力員を兼務。研究で使うディスプレーを支所に設置した。

 開所式は7月2日に行う予定。それまでに御嶽山の火山観測データを確認できる端末なども配備する。国友さんは当面、週末を中心にこの研究施設に詰める。

 研究施設は、県が寄付講座として経費を負担。御嶽山の火山活動の観測・研究や、住民向けの火山防災講座を開く予定で、情報発信拠点となる「ビジターセンター」や、火山防災の啓発にあたる「御嶽山マイスター(仮称)」と連携を図っていく。

 国友さんは取材に「まずは名大の観測データなどを基に、御嶽山の活動状況を地元町村や県、住民に伝えていきたい」と話した。田ノ上さんも「住民の防災意識を高めることに協力したい」と意欲を見せた。

2017年6月 2日掲載