TOP2017年06月ビジターセンター19年度に着工方針 木曽町、教訓発信

 木曽郡木曽町は13日、2014年9月に起きた御嶽山噴火災害の教訓を伝え、火山情報を発信する拠点「ビジターセンター」のメイン施設を19年度に着工する方針を明らかにした。展示物で御嶽山の歴史や文化を紹介する一方、被災者の証言映像を流すなどして火山防災の必要性を訴える。火山防災の啓発活動などをする「御嶽山マイスター(仮称)」の研修の場にもする計画だ。

 開会中の町議会6月定例会の一般質問で町側が明らかにした。メイン施設の場所は、同町三岳地区の県道開田三岳福島線沿線で、黒沢口登山道(木曽町)、王滝口登山道(木曽郡王滝村)の双方に向かう登山者が立ち寄れる場所にする。

 施設には、証言映像の放映などのほか、災害時に山頂などに残された登山者の持ち物なども展示する。施設の規模については「将来、維持管理費がかかりすぎない規模にする」(担当者)とし、詳細は本年度中に王滝村、県と協議して決める。

 サテライト施設は、王滝村の王滝口登山道入り口に当たる田の原や、王滝頂上山荘、木曽町三岳の山小屋などに設けるとした。

 一般質問では、19年度の着工時期を早めるよう促す意見が出され、町側は「前後することもあり得る」(担当者)とした。

2017年6月14日掲載