TOP2017年07月火口の周辺を調査 気象庁、警戒レベル下げ検討
調査のため御嶽山に向かう気象庁火山課の及川調査官(左)ら=5日午前10時53分、木曽町の御岳ロープウェイ飯森高原駅付近

 気象庁は5日、2014年9月に噴火した御嶽山(長野・岐阜県境)の火山活動を調べるため、職員3人を入山させた。御嶽山を巡っては、火山噴火予知連絡会が6月、火山活動が静穏化しているとの見解をまとめている。同庁は今回の現地調査も加味して、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)へ引き下げるかどうか判断する。

 この日は、同庁火山課の及川輝樹調査官ら3人が、御岳ロープウェイ(木曽郡木曽町)の飯森高原駅を午前11時近くに出発し、黒沢口登山道から入山規制区域に向かった。雷などの急な気象条件の変化に対応するために県や木曽郡木曽町、同郡王滝村の職員計3人も同行し、火山ガスの観測機器の点検をする業者も登った。7日まで調査する予定。

 山頂付近では、火口周辺で噴気が上がっている場所の地形の変化や噴気の勢いを確かめ、熱を持っている地表面の広がりを記録し、14年の噴火以降、2回調べたデータと比べるという。下山後、まとまり次第、結果を解説情報などとして出す方針だ。

 及川調査官は「今回の調査は、噴火警戒レベルの引き下げを考える材料の一つだが、引き下げは、入山規制をしている地元の防災対応なども含め、総合的に判断することになると思う」と話した。

 御嶽山の噴火警戒レベルは、14年の噴火の際に3(入山規制)に引き上げられ、15年6月から2となっている。

2017年7月 5日掲載