TOP2017年07月「顕著な異常なし」 気象庁の現地調査終了
調査を終え下山した気象庁職員たち=7日午後3時6分、木曽町三岳の御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅

 2014年に噴火した御嶽山の火山活動について、気象庁職員が山頂付近に入山して進めていた現地調査が7日、終わった。木曽郡木曽町に下山した同庁火山課の及川輝樹調査官は「顕著な異常はなかった」とした。同庁は今後、データを詳細に分析して、活動が静穏化しているかを評価。地元とも協議して噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げるか検討する。

 調査は5日に始めた。入山規制が続く火口周辺で、据え付けてある監視カメラで見にくい部分を中心に5、6カ所を調べた。新たに火口となった部分などを除くと、地形には大きな変化は見られなかったという。噴気の上がっている場所の温度や噴気の勢いを、過去のデータと比べて庁内で協議し、来週中にも「解説資料」にまとめる考えだ。

 及川調査官によると、火口近くには14年の噴火の火山灰が1メートル近く積もっていた。登山道沿いにも50センチ近く残る所があった。火山ガス濃度について、危険を知らせる警報が鳴ることはなかったという。

 気象庁職員3人に、県、木曽郡木曽町、王滝村の職員らが同行した。

 御嶽山の噴火警戒レベルは2015年6月から2が継続している。火山噴火予知連絡会は6月、「静穏化の傾向がみられ、噴火が発生する可能性は低くなっている」との見解を出している。

2017年7月 8日掲載