TOP2017年08月山頂付近を調査 火山防災協、噴火後初めて
山頂周辺の調査のために、飯森高原駅を出発する火山防災協議会のメンバーたち=29日午前9時5分、木曽町

 御嶽山(長野、岐阜県境、3067メートル)の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げられたことを受け、御嶽山火山防災協議会のメンバーである長野、岐阜両県や木曽郡木曽町、王滝村、岐阜県下呂市、長野県警、気象庁の職員ら22人が29日、2日間の日程で山頂付近の調査を始めた。2014年9月27日の噴火後、同協議会として山頂周辺を調べるのは初めて。

 一行は、木曽町の黒沢口と王滝村の王滝口の二つの登山道から入山。黒沢口では、御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅横のセンターハウスにある献花台で17人が黙とうをささげた後、ロープウエーで上がり、午前9時すぎに飯森高原駅を出発した。王滝口から登るメンバーと合流し、山頂付近の登山道の荒れ方や山小屋の傷み具合などを調べる。

 長野県危機管理部の南沢修・火山防災幹は「全体として規制区域内の状況を見るのは初めて。登山道や山小屋の状態を調べ、今後の整備のスケジュールを考えたい」とした。

 御嶽山については、登山道や避難施設などの整備が済むまでは、火口からおおむね1キロ圏内は入山規制区域のまま。さらに、気象庁は、現在も活発な噴気孔から火山灰などがごく小規模に噴出する恐れがあるとして、噴気孔からおおむね500メートルの範囲を「注意が必要な範囲」としている。

2017年8月29日掲載