TOP2017年09月王滝に完成した慰霊碑 遺族ら見学
噴火災害の犠牲者らの慰霊碑(中央)などを見学する実行委員会のメンバーたち=19日、王滝村

 2014年9月の御嶽山噴火災害の犠牲者らを悼む慰霊碑の除幕式を27日に計画している木曽郡王滝村や同郡木曽町、遺族らでつくる慰霊碑建立実行委員会の約20人が19日、王滝村の松原スポーツ公園内に完成した慰霊碑を初めて見学した。遺族は「地元が建ててくれた気持ちがありがたい」などと話した。

 御嶽山から出た石で造られた慰霊碑は公園内の高台に建つ。左隣には犠牲者や行方不明者63人のうち、61人の名前が刻まれた芳名碑、右隣には災害の内容や教訓を記す銘文碑も置かれた。

 噴火の犠牲となった荒井真友さん=当時(41)=の父親の寿雄さん(75)=東御市=は「石の形などがいいと思う。感謝しなくてはいけない」と言いながら見つめていた。

 除幕式は、噴火から3年となる27日午前11時から、追悼式に先立ち開く。この日の見学を前に開かれた実行委員会の会合で、木曽町の原久仁男町長は「噴火から3年の節目に、慰霊碑建立が間に合ってよかった」。王滝村の瀬戸普村長は「今回の建立は地元にとって、二度と犠牲者を出さず、災害の教訓を未来に引き継いでいくという重い意味がある」とあいさつした。

 実行委員会では山頂側の剣ケ峰付近に設ける慰霊碑についても検討していく。

2017年9月20日掲載