TOP2017年09月21日に再捜索 被災者家族、初めて規制内入り
ドローンでの捜索に向け、御嶽山に入山する行方不明者の家族=20日午前10時38分、木曽町三岳の御岳ロープウェイ鹿ノ瀬駅

 2014年9月27日の御嶽山噴火災害の被災者家族らでつくる「山びこの会」は21日に山頂付近で小型無人機「ドローン」を使って行方不明者5人の再捜索を行うため、20日に入山した。入山規制をしている木曽郡木曽町から許可を得て初めて規制範囲に入り、ドローンに搭載したカメラで手掛かりを捜す。

 この日入山したのは行方不明者の野村亮太さん=当時(19)=の父親敏明さん(57)と叔父の正則さん(54)=ともに愛知県刈谷市、同会事務局代表シャーロック英子さん(58)=東京都=ら会員5人。木曽町三岳の御岳ロープウェイを使うなどして入山し、9合目の山小屋にたどり着いた。作業を受託したドローン製造のクエストコーポレーション(上高井郡小布施町)の社員ら計7人も機材を担いで入った。

 一行は21日早朝に山小屋を出発。剣ケ峰近くの場所からドローンを飛ばし、剣ケ峰と王滝頂上を結ぶ「八丁ダルミ」の一帯を高さ50メートル以下で1時間弱、撮影する計画だ。昨年8月と9月に規制範囲外からドローンを飛ばしたが、撮影画像の精度に限界があった。

 捜索に立ち会う敏明さんは「亮太の近くに行くことができると思うとうれしい。良い条件で無事に撮影を済ませたい」と願った。噴火時、亮太さんと一緒に登っていた正則さんは「昨年の捜索より期待は大きい。姿を見失った被災場所も確かめたい」と話した。

2017年9月21日掲載