TOP2017年09月山頂付近の映像分析へ 被災者家族ら再捜索終える

 2014年9月の御嶽山噴火災害の被災者家族らでつくる「山びこの会」は21日午後、御嶽山山頂付近の入山規制範囲内に入って行っていた小型無人機「ドローン」による行方不明者5人の再捜索を終えた。今後、撮影した動画などを分析し、手掛かりを捜す。

 同会がドローン操作の作業を委託したクエストコーポレーション(上高井郡小布施町)の社員らは、山頂の剣ケ峰から50メートルほど下の場所からドローンを5回飛ばした。ドローンは、剣ケ峰と王滝頂上を結ぶ八丁ダルミ一帯を中心に斜面から約25メートルの高さで飛行。計30〜40分の動画と約800枚の画像を撮影した。

 八丁ダルミを登山中に行方不明になった野村亮太さん=当時(19)=の父親で、この日の作業に立ち会った敏明さん(57)=愛知県刈谷市=は捜索終了後、「無事に済んで良かった。自分の目で山を見渡すことができた」。噴火当日、亮太さんと一緒に登っていた叔父の正則さん(54)=同=は「目にした斜面のどこかに亮太がいると思うとつらい」と話した。

 同会は、映像や画像を山頂付近の被災状況を検証する作業にも役立てると説明した。

2017年9月22日掲載