TOP2017年10月ビジターセンター建設検討委発足 17年度内に方針報告へ
木曽町役場で開かれたビジターセンターの建設検討委員会の初会合=30日

 御嶽山の噴火災害を教訓に発案され、火山防災の情報提供や啓発する「ビジターセンター」の建設に向け、山麓の木曽郡木曽町や王滝村、県などによる建設検討委員会が30日、発足した。メイン施設のほか、サテライト施設の設置場所や設置数、機能などを年度内にまとめ、両町村の町長、村長に報告するという。

 初会合は木曽町役場で開催。委員は、両町村や県職員、山小屋関係者ら7人で、委員長には同町の原隆副町長が就いた。地質などの専門家やコンサルタント会社の担当者3人がオブザーバーとなった。

 会合では同町の原久仁男町長が「登山者に情報提供をし、火山に詳しい人材も育成しながら、将来にわたって(2014年の)噴火を風化させないようにしたい」とあいさつ。「メイン施設には、山頂にあった御嶽神社奥社祈〓(きとう)所の壁を展示し、生還者の話を動画で流したい」とした。

 町によると、2020年度の完成を目指す。原町長はメイン施設の設置場所について「町では三岳地区の道の駅周辺を考えたが、一から検討してほしい」と委員会に求めた。

 サテライト施設は、王滝村では田の原に設ける方針。木曽町では各山小屋や、山頂近くの御嶽剣ケ峰山荘を取り壊した後に造る避難施設、町三岳支所にある名古屋大の研究施設などが候補となっており、メイン施設とネットワークでつなぎ、気象や地震などの情報を共有できるようにするという。

(〓は、示ヘンに寿の旧字体)

2017年10月31日掲載