TOP2017年11月御嶽山のビジターセンター 知事、有志の運営参画検討
阿部知事(右)に陳情書を提出する(左から)王滝村の瀬戸村長、木曽町の原町長=24日、県庁

 木曽郡木曽町の原久仁男町長と王滝村の瀬戸普村長、両町村議会議長は24日、県庁を訪れ、2014年の御嶽山噴火災害からの復興に関する県の支援継続などを求める陳情書を、阿部守一知事に手渡した。知事は支援継続を約束した上で、火山防災の情報提供や啓発を担う「ビジターセンター」について、「自然保護に関心がある(有志の一般の)人も運営に加える形態が検討できればいい」と述べた。

 センター建設は両町村や県が検討中で、20年度の完成を目指している。知事は維持管理の観点を重視しつつ運営や施設の充実を図るとし、有志住民の運営参画に言及した。また、登山道・遊歩道整備では「防災だけでなく、観光利用の観点でも検討を進めたい」と述べた。

 陳情は、木曽地域への貸し切りバスツアー事業への助成や、被災山小屋の撤去や補強への支援など観光分野で3項目、火山防災分野で6項目。既に県が着手している支援の継続を求めた。原町長は、今年8月に噴火警戒レベルが最も低い1に引き下げられたものの、天候不順や6月の震度5強の地震が影響し、「噴火の年と同じくらい観光は厳しい」と指摘。県に財政支援を求めた。

2017年11月25日掲載