TOP2018年04月災害時の活動記録を冊子に 木曽町「再び噴火した際の手引に」
木曽町がまとめた御嶽山噴火災害の活動記録誌

 木曽郡木曽町が、2014年9月27日にあった御嶽山噴火災害時の活動記録誌を発行した。噴火直後の町や関係機関の対応、救助の様子、入山規制や規制解除の検討経過などを克明に記録しており、町は「再び噴火が起きた際の手引にしてもらえれば」としている。

 長野、岐阜両県などでつくる御嶽山火山防災協議会の構成機関に配布するほか、噴火災害の遺族や行方不明者の家族、噴火当日の登山者、町民の希望者に無料で譲る。他の希望者には有料(価格は検討中)配布を検討している。

 登山者の避難や下山の様子などを山小屋から提供された写真を交えて紹介。町災害対策本部の設置や気象庁の噴火警戒レベル引き上げといった動きとともに、町が行った下山者の名簿の作成、犠牲者家族への対応、道路の火山灰の撤去といった対応を説明している。

 自衛隊や警察、消防などによる捜索や救助、県内外から駆け付けた27の災害派遣医療チーム(DMAT)による救護の様子のほか、入山規制区域の縮小の検討、山小屋や登山道の調査、パトロール隊の創設など復興に向けた動きも記載した。

 冊子はA4判、114ページ。町総務課職員が1年がかりで資料を整理し、千部作成した。原久仁男町長は「数十年後、職員が全て入れ替わってから再び噴火が起きたとしても、対応の仕方が分かるようにしたつもり」としている。問い合わせは町総務課(電話0264・22・3000)へ。

2018年4月19日掲載