TOP2018年06月御嶽山頂の慰霊碑銘文 「教訓を」と遺族ら

 2014年9月の御嶽山噴火災害の被災者家族らでつくる「山びこの会」は2日、都内で会合を開き、今秋にも山麓の木曽郡木曽町、王滝村などでつくる実行委員会が山頂付近に設ける慰霊碑について、「被害が拡大した原因に触れた銘文」を刻むことを求める考えを確認した。

 慰霊碑は、噴火から4年となる今年9月27日までを目標に、山頂付近の御嶽頂上山荘跡地に建てる。実行委は、碑には「安らかに」と刻み、両横の石板に刻む銘文の言葉は5月中に決めるとしていた。

 山びこの会によると、実行委側から5月下旬に原案が示され、今後は火山防災を充実させるとの内容が盛り込まれていた。一方、犠牲者58人、行方不明者5人と戦後最大の火山災害になった原因について、教訓となる文言は入っていなかったという。

 同会事務局代表のシャーロック英子さん(59)=東京=は会合後の記者会見で、実行委側と今後協議するとし、「火山防災について地元に反省を求めるという意味ではない。悲劇を繰り返さないための言葉を刻み、後世に引き継いでいってほしい」と述べた。

2018年6月 3日掲載