TOP2018年06月御嶽山周辺で情報伝達訓練 防災協、活動活発化想定
連絡を受け、情報を書き込む県木曽地域振興局の担当者=26日、木曽町

 長野、岐阜両県などでつくる御嶽山火山防災協議会は26日、火山活動が活発になり、噴火警戒レベルが引き上げられたと想定し、御嶽山周辺全体で情報伝達などの訓練をした。電話やファクスに加え、情報を入力すると一斉に同協議会所属の全機関に伝わる県の防災情報システムを使い、素早く情報が伝わるかを確認した。

 訓練は、火山性地震、火山性微動が増加し、気象庁が午後1時半に噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げ、火口から3キロ圏内は入山規制が必要になったとの想定。県木曽地域振興局(木曽郡木曽町)には県危機管理部から電話とファクスで連絡があり、木曽森林管理署(木曽町)、飯田国道事務所(飯田市)、学識経験者などに連絡した。

 各機関は、防災情報システムで対策本部の立ち上げ、登山者数の確認などといった情報を入力。木曽町は、御岳ロープウェイ駅や各山小屋に連絡し、山小屋関係者らがスピーカーを通じて、登山者らに避難を呼び掛けた。岐阜県側では、県道を通行止めにする訓練もあった。

 2014年の噴火災害では発生直後、行政間で情報が交錯し、救助開始が遅れた。こうしたことを受け、御嶽山全域で訓練を行うのは、16年に続いて2回目。同振興局の担当者は「詳しくは今後確認するが、やるべきことは全体的にできていたと思う」と話した。

2018年6月27日掲載