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広がるペレットストーブ  家庭で学校で 県内 工場フル稼働
(2004年12月13日掲載) 
 

来シーズンに向け新製品を開発中。試作品で燃焼実験=駒ケ根市のヨウホク




ストーブを作る近藤鉄工では、改良を重ねながら手づくりの作業に追われ、溶接の青白い光がまぶしい(下)=上伊那郡宮田村




上伊那森林組合の工場敷地に積み上げられたカラマツやアカマツの間伐材。おが粉にしてペレットに生まれ変わる
 

各学級に配備した伊那市の西春近南小学校。児童が環境問題を考えるきっかけにもなっている




ペレットストーブの設置を前提に設計、新築した林泰一さん宅=東御市




県内初のペレット工場には「全国から注文があります」。視察も相次ぐ=上伊那郡高遠町

 間伐材をおが粉にして固めたペレットを燃料にする「ペレットストーブ」が県内でも広まり始めている。燃焼で発生する二酸化炭素はもともと地上にあった炭素が由来で、光合成で再び森に吸収される「循環」が成り立つ。環境に優しい燃料「バイオマス」として期待されている。

 ペレットは上伊那森林組合が昨年十二月、上伊那郡高遠町に国内有数の規模を誇る製造工場を完成させ、生産を始めた。飯田市の木材や建設関連の組合も工場を準備している。

 専用ストーブは、これまで欧米の輸入品が主流だったが、比較的安価な国産品(十数万円―三十万円未満)が登場、ペレットの普及に拍車をかけている。同郡宮田村の近藤鉄工は十月に初の製品を発売し、既に四十台ほど注文がある。工場はフル稼働だ。駒ケ根市の金属加工業ヨウホクも来秋発売を目指し、試作、開発を続けている。

 伊那市では市内の小中学校の半数にあたる八校にペレットストーブを導入。西春近南小学校では重油による全館暖房と併用し、各学年の教室、職員室などに計十台を設置している。四年生の小林麻依さんは「暖かい。環境に優しいのがいい」。

 上田市の石油販売会社に勤務する林泰一さん(35)=東御市=は新築した家に取り付けた。「石油に比べて燃料代はやや高いが、暖かさが柔らかい」とお気に入りだ。
 
写真グラフ 信毎フロント

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