写真グラフ
 

− 寅 −  えとにあやかり良い年に
(2010年1月11日掲載) 
 

飼育員が与える餌につられてトラが立ち上がると、来園者から「大きい」「迫力あるね」と歓声が上がった=須坂市動物園




タイガースグッズで飾った酒店の店頭。店員もタイガースマークを付けた手作りエプロンで接客=長野市吉田



発泡スチロール製のトラの親子像。長野市東鶴賀町の看板製作会社が作り、同社敷地内の物置の上に設置している
 

ガラス細工のトラの置物。細部までこだわって作っているという=諏訪市豊田のSUWAガラスの里




「えと対決」でトライチローが抑え込まれると、観客から「頑張れ」と声援が飛んだ=長野市鶴賀権堂町




初詣でを済ませた参拝客らが、大絵馬の前で入れ代わり立ち代わり写真を撮っていた=松本市の県護国神社

 今年のえと「寅(とら)」にちなんだ話題を県内各地でスケッチした。

 ベンガルトラを飼育している須坂市動物園は1〜3日、飼育担当者がおりの前で、雄の「臥桜(がお)」と雌の「未桜(みお)」の性格などを来園者に説明した。松本市から2日に家族で訪れた喜多実菜子ちゃん(6)は「こんなに近くで見たのは初めて」と身を乗り出していた。同園によると、3日間の入園者は延べ759人。雪の影響か、昨年同期より197人少なかった。

 アマチュア団体「信州プロレスリング」が、長野市鶴賀権堂町で大みそかから元日にかけて行った年越しプロレス。トライチローとビーフオリャーの「えと対決」では、レスラーが降りしきる雪で足を滑らせたり、凍ったタオルでの攻撃に観客から笑い声が上がっていた。

 えとを題材にした大きな絵馬を毎年、境内に飾る松本市美須々の県護国神社。2日、安曇野市三郷から家族で初詣でに来ていた牧石拓実君(11)は「今年のトラは雰囲気があって格好いい」と、親子の白虎を描いた大絵馬の前で記念写真に納まっていた。

 諏訪市豊田のSUWAガラスの里は毎年、ガラス細工のえとの置物を作っている。約千度に熱したガラスの塊に黒い粉状のガラスでしま模様を付け、つまんで耳や鼻を形作る。「えとという面白い風習を気楽に楽しんでもらえたら」と制作者の三浦世津子さん(49)。

 とらといえば阪神タイガース。県内のファンでつくる信州酔虎倶楽部(くらぶ)の会長、岡喜昭さん(67)は、経営するながの東急ライフ(長野市吉田)内の酒店に、タイガースボトルの日本酒や焼酎、トラの縫いぐるみ、優勝祈願のダルマを飾り、「六甲おろし」を流している。この年末年始は、タイガースボトルの問い合わせの電話が例年の2倍あったという。

[写真・文 有賀史]
 
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