写真グラフ
 

中国・台湾 県内への修学旅行 復調
(2012年1月23日掲載)
 

<会話は筆談で> 中国広東省深〓市福田区外国語学校の女子生徒たちは中野市や山ノ内町で民泊を体験。海野静夫さん(72)宅では、夕食を囲みながら片言の日本語と漢字での筆談で会話=17日、中野市
(〓は、土ヘンに川)



<同世代と交流> 飯田市旭ケ丘中は北京師範大学南湖付属学校の修学旅行生を迎えた。2年生の教室では折り鶴を折って交流。中国語が話せる生徒が通訳し、好きな芸能人の話題などで話が弾んだ=18日



善光寺本堂で「びんずる尊者像」に触れる中国広東省深〓市羅湖外語学校の生徒たち。「中国の寺と全然違う」=17日、長野市
(〓は、土ヘンに川)
 

<笑顔でピース> 木曽町福島中の生徒(青の体操着)と記念撮影する中国浙江省の嘉興市実験初級中学と杭州市求是高級中学の生徒たち。百人一首の札を使った「坊主めくり」やバスケットボールなどをして交流を深めた=17日




中国最南部の海南島海口市から訪れた海南国科園実験学校の子どもたち。常夏の島育ちとあって雪は初めて。宿泊する白樺湖に近いホテル前でそり遊びを楽しんだ=15日、茅野市北山




長野市清掃センターで可燃ごみをピットから焼却炉にクレーンで投入する様子を見学する中国広東省東莞市・可園中学校の生徒たち。ごみの分別や処理方法、リサイクルの仕組みを学ぶのが狙いだ。張小〓さん(13)は「エコに対する意識の高いところは見習わなければ」とメモや写真を撮っていた=16日
(〓は、サンズイに輸のツクリ)

 東日本大震災などの影響で落ち込んだ海外から日本への修学旅行が、復調の兆しを見せている。県内でも、大震災直後に相次いだキャンセルの動きが止まり、中国や台湾などからの修学旅行が徐々に回復。ただ、歴史的水準が続く円高が回復基調に水を差す形となっており、本格回復を期待する関係者にとって大きな懸念材料だ。

 2007年度に6団体595人の訪問で始まった中国から県内への修学旅行。年々訪れる学校や人数が増え、10年度には3000人近くが訪れた。県学習旅行誘致推進協議会によると、昨年3月の大震災で一時ゼロになったが、今年1月には10団体(12校)316人が来県。同世代の生徒たちと交流したり、清掃センターや観光地の見学、雪遊びや民泊を楽しんだりしている。

 「保護者の中には地震や放射能を心配する声もあったが(長野県など多くの地域は)安全だと理解してもらった」と、茅野市を訪れた中国海南島海口市にある海南国科園実験学校の趙建文先生(40)。

 悩みの種は円高だ。台湾から訪日する場合、現在は一般的な5泊6日の日程だと日本円にして11万円余かかるが、同じ日程で韓国へ行く場合は同7万円ほどで済むという。

 1月と並んで修学旅行が集中する7〜9月の夏期に向け、県は体験学習などを充実させたプランを売り込んでいく予定だ。
 
写真グラフ 信毎フロント

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