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被災ペット 命をつなぐ  松本の団体、新たな飼い主探し
(2012年4月23日掲載)
 

福島県大熊町で保護され、新しい家族に引き取られたた子犬(左)。新たな飼い主に抱かれてうれしそう=埼玉県本庄市




「ゆめまるHAPPY隊」の施設に引き取りを希望する人たちが訪れ、保護している犬たちと「お見合い」=松本市梓川倭



夕方、施設近くで犬たちを散歩させる国本智子さん=松本市梓川倭
 

福島県葛尾村で保護された柴犬の「ラオ」(手前)は、新たな飼い主の家で「同居」する犬と早速仲良しに=東京都足立区




新しい飼い主に届ける前に、犬をシャンプーできれいにする国本和哉さん=松本市梓川倭




「ゆめまるHAPPY隊」に無償で餌を提供しているドッグフード店のカウンターに置かれた募金箱。活動は動物愛好家たちの志にも支えられている=松本市島内

 東日本大震災の被災地で飼われていた多くの犬や猫が、飼い主の被災、長期避難などで取り残されたりさまよったりした。こうしたペットを保護し、新たな飼い主を探す手助けをしているのが、松本市のボランティア団体「ゆめまるHAPPY隊」だ。これまでに引き取り手を見つけた犬や猫は24匹。被災地で助かった命をつなぐ活動は、大震災から1年以上たった今も続く。

 「ゆめまるHAPPY隊」は、同市内で福祉関係の仕事をしている国本和哉さん(47)と智子さん(40)夫妻が、共鳴する会員50人の会費や寄付金で運営している。全国的に活動するNPO法人「犬猫みなしご救援隊」(本部・広島市)が保護した動物を同市梓川倭に借りた一軒家で預かり、引き取り手を募集。希望者の事情や相性を見定め、新たな飼い主に送り届けている。

 現在は12匹の犬の世話をしている。引き渡したペットは、元の飼い主が見つかったり引き取ることができるようになったりした場合は返す決まりだ。

 今月8日、2匹の犬がそれぞれ新たな保護者の元へ届けられた。「いつまでも幸せに元気でいられるようにしてあげたい」と、引き取り手の一人で埼玉県本庄市の会社役員北沢寛樹さん(38)。新たな飼い主の言葉が、国本さん夫妻の活動を後押しする。
 活動に関する問い合わせは国本さん(電話080・1023・2354)へ。

[写真・文 北沢博臣]
 
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