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権堂に新たなにぎわい  長野の繁華街 交流スポットや店舗相次ぎ進出
(2012年6月25日掲載)
 

<町内巡る「勉強会」> 100年以上の歴史がある長野松竹相生座・長野ロキシーの建物を見学する人たち




東西約500メートルにわたって続く権堂アーケード街。日中は行き交う人々も少なくないが、ところどころに空き店舗も




大阪・通天閣で親しまれている「ビリケンさん」の複製品が6月、権堂アーケード街に登場。関西出身の立ち飲み居酒屋の店主が看板代わりに設置した
 

「権堂パブリックスペースOPEN」内のカフェバー。旧呉服問屋を改装した落ち着いた雰囲気の中で子ども連れの母親グループが食事やお茶を楽しむ




連日、中高生らでにぎわうトレーディングカード店




アーケード西側にある「権堂まちづくりセンター」のスタジオでは毎週水曜日から土曜日、まちの情報などを発信する手作りのラジオ番組を昼に放送

 県内を代表する繁華街のある長野市権堂町。郊外型大型店の増加などで近年は空き店舗が目立つようになったが、ここへきて新たな交流スポットや店舗の進出が相次ぎ、活気も出始めている。

 今月、旧呉服問屋の建物を改装した施設「権堂パブリックスペースOPEN」が全面開店。デザイン事務所やCD店など11事業者が入居する。施設でカフェバーを開く野々村有希子さん(37)は「昼間は子連れの母親や近所のおばあちゃんたちがお茶を飲みながら世間話をしていく。幅広い年代の人が集まる交流拠点になればいい」と期待を込める。

 一帯の古い建物や開運スポットなどを巡る「権堂まち勉強会」も人気だ。商店街関係者などでつくる権堂まちづくり協議会が主催。20日には現役の映画館としては国内最古級の「長野松竹相生座・長野ロキシー」の見学ツアーがあり、30人以上が参加。「権堂は通ったことはあるけど深くは知らなかった。新しい発見があって面白い」と専門学校生の知久めぐみさん(19)。

 5月にアーケード街にオープンしたトレーディングカード店。人気アニメキャラクターなどの絵やデータが印刷されたカードを交換したりデータを基に対戦したりして遊ぶ子どもや若者の声が響く。

 「周りの人たちの支えもあってようやく町が動き始め、広がりが出てきた」。権堂町区長で同協議会理事長の朝日貞義さん(74)は「新たな切り口で魅力のある店を増やし、人々が滞留できる町にしていきたい」と言葉に力を込めた。

[写真・文 中村桂吾]
 
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