写真グラフ
 

公立図書館 楽しいぞ  県内 魅力向上へ工夫
(2012年7月2日掲載)
 

<交流と創造> 「テラソ美術部」で忘れ物の傘に絵を描く小学生=上高井郡小布施町の「まちとしょテラソ」




4月から一般に開放している上水内郡飯綱町の飯綱中学校図書館。平日は夕方から午後8時まで、週末は午後7時まで利用できる




約400ものタイトルが並ぶ塩尻市立図書館の雑誌コーナー
 

<学びと遊び> 小学生たちが放課後に集う飯田市立中央図書館下久堅分館。宿題をしたり本を読んだりとにぎやかだ



新しい図書館には開放的な造りも多い。茅野市民館の図書室は壁が一面ガラス張り。この日は閉館時間の午後7時まで窓際の机が埋まっていた=6月23日




白いシャツに黒いパンツルックと、カフェ風の制服が爽やかな塩尻市立図書館の職員

 本に囲まれた空間で、学び、遊び、交流し、情報を収集・発信する―。県内各地の公立図書館が、本を貸し出したり読書の場を提供したりするだけでなく、さまざまな利用の仕方を模索し、その魅力アップに努めている。

 「交流と創造を楽しむ、文化の拠点」を掲げる上高井郡小布施町の町立図書館「まちとしょテラソ」は、ワークショップや講座の開催に力を入れている。6月からは、物作りを通して利用者の交流を深めようと、新たに「テラソ美術部」を開始。初回月は忘れ物の傘に絵を描いた。7月は七夕にちなみ、機織り機で織物を作る。

 6月の活動に参加した飯山市の主婦渡辺文恵さん(33)は「図書館で物を作ると、分からないことがあった時にすぐ本で調べられる。子どもにとって勉強になる」と話す。

 塩尻市の市民交流センター「えんぱーく」内にある市立図書館は、雑誌の種類が約400と県内随一。印刷された出版物の中では新聞に次ぐ速報性がある雑誌の品ぞろえを増やし、さまざまなジャンルに興味がある利用者の期待に応える狙いだ。

 飯田市立中央図書館下久堅分館は平日の夕方、学校帰りの小学生たちで大にぎわい。畳とじゅうたんを敷いた広い部屋があり、寝そべって本を読んだり友達とじゃれあったり。子どもたちにとって自由な「遊び場」にもなっている。

[写真・文 北沢博臣]
 
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