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節電の夏 県内あの手この手
(2012年7月23日掲載)
 

<屋上ガーデン> 屋上の芝生や植物が、建物の温度上昇だけでなく温度低下も和らげる=大町市の旅館「七倉荘」




クールシェアスポットとして開放されている「サロンちくいち」。涼しい室内で会話も弾む=飯田市知久町1



標高約1500メートルのクールシェアスポット「白馬五竜高山植物園」は、ゴンドラリフト山頂駅で、冷えたおしぼりのサービス。1日500本ほど準備しており、散策を楽しんだ直後の利用者は「ありがたい」=北安曇郡白馬村




「冷やしラーメン」を初めて夏期限定で提供し始めたラーメン店。平日午後1時から4時までに来店し麺類を注文した客にアイスコーヒーをサービス=上田市大手
 

<森の中にプール> 緑の中に登場したプール「ウォータープレイガーデン」。開放的な場所で涼が楽しめる=国営アルプスあづみの公園大町・松川地区





積極的な節電・省エネと普及啓発に取り組む「信州省エネパートナー」と「信州クールシェアスポット」に登録した理髪店。カット台の下に小型送風機を設置して冷房効果を高めたり、背もたれに冷感ジェルマットを置くなどして節電=長野市桐原




県内全30店をクールシェアスポットに登録したA・コープでは、暑さが残る午後4時から、特定の商品を割り引くタイムセールを平日に実施=19日、茅野市豊平の「ピアみどり店」

 東日本大震災の影響を受けた「節電の夏」は今年で2年目。県は使用最大電力を2010年夏比で5%減とする目標を掲げて協力を求めており、県内でも事業所や家庭などがさまざまな暑さ対策に取り組んでいる。

 大町市の旅館「七倉荘」では、直射日光による建物の温度上昇を抑えようと、屋上に芝生を敷き詰め、木や花を植栽。1997年から始め、今では植物の数は約150種に上る。「帽子をかぶるのと同じ効果があります」と、経営する松沢健夫さん(68)。

 国営アルプスあづみの公園大町・松川地区(大町市、北安曇郡松川村)は14日から、芝生の広場に100平方メートルのプールを設置。親子連れなどが木立に囲まれたすがすがしい場所で涼感に浸っている。

 電力需要が増える午後に家庭のエアコンを止め、施設や店舗、観光スポットなどで涼んでもらおう―と県が初めて募集した「クールシェアスポット」。登録数は21日までに164カ所に広がった。飯田市の「知久町1丁目商栄会」は、普段は展示やサークル活動などに貸し出している空き店舗を利用したスペース「サロンちくいち」を登録した。午前10時から午後5時まで、冷房の効いた室内を買い物客らに無料開放。酒井健至会長(65)は「誘客にもつながってほしい」と期待している。
 
写真グラフ 信毎フロント

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