写真グラフ
 

ライダー呼ぶ「酷道」152号線  伊那市長谷―飯田市南信濃間
(2012年9月3日掲載)
 

国道152号脇を流れる小渋川の河原にごろり。「吹き抜ける風が気持ちいい」=大鹿村大河原




宿営地でツーリング仲間と旅の話に花を咲かせるライダーたち=飯田市上村の大島河原河川公園オートキャンプ場



行き交う多くのライダーに看板でアピール=飯田市南信濃



静岡県境の青崩峠周辺は車両の通行ができないため、市道を迂回(うかい)する。分岐点では看板を記念撮影するライダーの姿も=飯田市南信濃
 

地蔵峠(飯田市と大鹿村境)周辺は高低差があり急なカーブが連続する。ライダーたちは速度を落とし一列になって慎重に走る=大鹿村大河原




道幅が狭く小さなカーブが続く分杭峠(伊那市大鹿村境)近くを走るライダーたち=伊那市長谷





山間地でも安心して一夜を過ごせる場所を提供しようと、営業を続けるライダーハウス=飯田市上村






 山岳の雄大な景色や、カーブが多い峠道走行が楽しめるなど、ツーリングコースとしてオートバイ愛好家の人気が高い信濃路。道幅が狭く路面状況も悪い国道を「酷(こく)道」と呼び、好んで走るライダーも少なくない。そうしたルートが点在する伊那市長谷と飯田市南信濃間の国道152号で、ライダーたちの姿を追った。

 152号には現在、下伊那郡大鹿村と飯田市上村の境にある地蔵峠と、静岡県境にある青崩峠の計2カ所に車両通行止めや迂回(うかい)の区間があり、「酷道」を求めるライダーが集まる。

 大鹿村大河原の小渋川の川辺にオートバイを止め、大の字になって休憩していた静岡県磐田市の湯川紋将さん(28)は、友人2人と浜松市から茅野市を通り諏訪湖でキャンプした後の帰り道。「落石や落ち葉があったり、見通しが悪いコーナーでは対向車が怖かったりしたが、走りづらさを逆に楽しみました」。一方、初めて訪れた愛知県豊川市の山本晃さん(61)のように「あまりの道にびっくり。若かったら楽しめるけど…」といった声も。

 飯田市南信濃の国道沿いには「オートバイの方 必見」と書かれた看板がある。地域の交流拠点「旧木沢小学校」に立ち寄ってもらおう―と設置された。「少しでも地域がにぎやかになってくれたら」。看板の製作者で、地元の木沢地区活性化推進協議会監事の前沢憲道さん(64)は、山間地を好んで訪れるライダーに熱いまなざしを向けている。

[写真・文 渡会浩]
 
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