写真グラフ
 

北相木 24時間写す「目」  「安心・安全カメラ」26台の現状
(2012年10月22日掲載)
 

火の見やぐらに取り付けられた防犯カメラ(足場の左下)。昔ながらの半鐘と最新機器のカメラが同居




村CATVで流れるカメラ映像。加和志湖など村内3カ所の風景が10秒ごとに切り替わる




カメラの下には作動中を告知する小さなプレートが付いている
 

<ドーム形の風景> カメラのレンズを覆うドーム形のカバーに村内の風景が映る




親子が遊ぶ神社の境内近くに設置されたカメラ(防災行政無線の屋外スピーカーの下)




交通量の比較的多い県道沿いにあるカメラ(柱の上部)。丁字路など交差点を中心に設置

 南佐久郡北相木村が村内各所に設置し、昨年6月から運用している「安心・安全カメラ」。計26台あり、今年6月からは村のCATVで映像の公開も始まった。村は災害や事件・事故の際の情報収集、防犯に役立つとする一方、犯罪の発生も少ない山村に設置する必要性やプライバシー面での不安を指摘する声も。人口約850人の村で稼働する防犯カメラの現状を追った。

 カメラは県道沿いを中心に、福祉施設や学校前、火の見やぐら、登山道への分岐点や丁字路、釣り客などが訪れる加和志(かわし)湖畔、キャンプ場がある長者の森などに設置され、24時間稼働している。

 映像は村役場内の記録装置に保存されるが、2週間たつと自動的に消去される。運用条例で第三者への映像提供は原則禁止しているが、犯罪捜査への協力を定めた同条例に従い、これまでに警察への提供が1件ある。

 CATVでの公開は、消防団長、PTA会長、区長などでつくる運営協議会が決めた3カ所について、文字放送の合間に映像を切り替えながら流している。慎重論も根強いインターネットによる公開も「村内の天気を知りたいといった声がある」(村教育委員会)などとして、人通りが多くない2カ所を対象に近く始める予定だ。

 「通学路のカメラは安心感があります」。神社で子どもたちと遊んでいた主婦の石井亜美さん(29)は、人通りの少ない村ゆえの事情を指摘。カメラの近くで農作業していた佐々木認(みとむ)さん(46)は「村民が運用の状態を把握できるよう、村は常に情報公開をしてほしい」と求めた。

[写真・文 宮坂雅紀]
 
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