写真グラフ
 

「御神渡り」に見物客次々  「神秘的」「雄大」諏訪湖の光景
(2013年1月28日掲載)
 

<神の足跡を一目> 拝観式から2日後の日曜日、下諏訪町側に残る氷のせり上がりを見に次々と観光客が訪れた=27日、下諏訪町東赤砂の諏訪湖畔



拝観式当日、湖岸近くの氷上に渡した板の上を慎重に歩く宮司ら。氷は場所によっては割れやすいところも=25日、下諏訪町東赤砂



過去の記録と照らし合わせ、今年の御神渡りから世相や作柄を占う=25日、諏訪市小和田の八剣神社
 

雪化粧した湖面に「一之御渡り」の氷の筋が下諏訪町東赤砂(奥)へと延びる=25日、本社チャーターヘリから撮影



<広がる解氷部>
湖面の氷がすっかり解けてしまった一之御渡りの起点付近=27日、諏訪市渋崎




拝観式の際にたすき掛けするしめ縄を用意する総代ら=22日、八剣神社

 諏訪大社の神が渡った跡と伝えられる諏訪湖の「御神(おみ)渡り」が2季続けて現れた。代々記録してきた八剣神社(諏訪市小和田)が出現を認定した22日以降、厳しい冬の気候がつくり出した荘厳な光景を一目見ようと、湖畔には見物客が次々と訪れている。

 「すごく神秘的」。25日の拝観式で「一之御渡(いちのみわた)り」に認定された氷の筋を、前日の24日に諏訪市渋崎の湖岸で見ていた同市中洲の小瀬(こせ)玲子さん(33)は感動した様子。地元で生まれたが、御神渡りをはっきり見た記憶がなく、「今までもったいないことをしました」。週末を利用して三重県伊勢市から訪れた西沢茂子さん(63)は「雄大ですね。伊勢では絶対に見られない光景なので来て良かった」と満足そうに話した。

 認定後、初の週末となった26、27日は、気温は低かったものの解氷部が拡大。一之御渡りの諏訪市側起点付近は筋が消えてしまい、対岸の諏訪郡下諏訪町東赤砂に移動する人も。「絶妙なタイミングで拝観式ができた。総代さんたちは『ご神徳かな』と言っています」と同神社の宮坂清宮司(62)。

 地元では、まだ残っている氷の筋が少しでも長く形をとどめてほしいと願っている。

[写真・文 梅田拓朗、北沢博臣]
 
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