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生きがい 健康マージャン 認知症予防など 高齢者の人気高く
(2013年3月18日掲載)
 

会社の事務所だった場所を借りて健康マージャンを楽しむ「縁ジョイ」の会員たち=12日、松本市小屋南2



本年度を締めくくる大会を開き、一本締めをする伊那市総合型地域スポーツクラブの「健康マージャン教室」参加者=16日、伊那市西町のウェストスポーツパーク管理センター



<世代超え競う> 20歳の大学生広田聡一郎さん(右から2人目)は須坂市の実家に帰省中に祖父母と卓を囲む。「大先輩の祖父とやってレベルアップしたい」=13日、「天心」
 

平日でも健康マージャン教室で学ぶお年寄りたちでにぎわうマージャン店内=13日、長野市末広町の「天心」




岡田和彦さん(左から2人目)の指導で役や点数計算を学ぶ「雀の学校」の初心者会員。「すごく頭を使う」「あっという間に時間が過ぎる」=15日、松本市南部老人福祉センター





<体のケアも> ゲームの合間に「介護予防筋トレ体操」(日本健康麻将協会制作、松本大・根本賢一准教授監修)の映像を見ながら体をほぐす健康マージャン教室参加者=13日、「天心」

 「(金を)賭けない」「(酒を)飲まない」「(たばこを)吸わない」を掲げる健康マージャンの愛好者が増えている。認知症予防や生きがいづくりに役立つ―と、特に高齢者に人気が高い。

 長野市の長野駅前のマージャン店「天心」は、1988年に健康マージャンを導入した先駆け的存在。2004年には日本健康麻将(マージャン)協会、同市、信州大地域共同研究センターと共催で初心者講座も開始。当初は経営者の両角一男さん(70)を含めて4人だった会員も600人余に増えた。

 加藤弘之さん(69)=長野市大豆島=は講座の5期生。現在も週に2回は同店に足を運び、アシスタントとして初心者にアドバイスする。「ここで友達もできた。通うことで張り合いも出ます」と話す。

 松本市では昨年11月以降、二つのサークルが発足した。「雀(すずめ)の学校」はその一つ。同協会のレッスンプロ資格を持つ岡田和彦さん(53)=松本市出川=の指導を受けた14人が月2回、同市南部老人福祉センターに集まり卓を囲む。「縁(えん)ジョイ」も岡田さんを中心に発足。会員は40人。週1回、レベルに応じて楽しんでいる。24日に体験会を予定している。

 飯田市や上田市などで健康マージャンを指導してきた信大の元工学部長で名誉教授の大下真二郎さん(68)=長野市西三才=は「健康長寿社会には体が健康だということだけでなく、生きていて楽しいと思えることが必要」と指摘。「初心者でも上位の人に勝てる要素があるマージャンは一番適している」と話している。

[写真・文 吉沢正志]
 
写真グラフ 信毎フロント

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